今回のお話は女性の腰痛です。女性に起こる腰痛を徹底解明してゆきたいと思います。女性の一生を通じて起こりうる原因や、時代を考えたお話が少しでも役に立つ事があるのではと考えたら、すぐにでも実行するのがこんた治療院です!
 では今回は第1弾として腰痛の全体像を把握してゆきながらお話を進めましょう。

腰痛の基本から 
 腰椎骨は合計5個あり、その直下には仙骨がついています また腰椎の直上には12椎からなる胸椎があります。腰椎の問題で頻繁に種々の問題をかかえるのは、腰椎の上から数えて4番目と5番目、5番目と仙骨の間です。皆さん御存じのとうりこの腰椎と腰椎の間には椎間板というクッションが腰椎の運動を滑らかにするために存在しています。その椎間板が突出(ヘルニア)することを椎間板ヘルニアと言います。そしてこの椎間板ヘルニアの好発部位も同じです。この様に上記にあげた腰痛の好発部位は、運動による腰痛の場合は、同時に日常動作時にその周囲が支点となって運動を行うからだと思われます。
 専門的に、筋・筋膜その他軟部組織で損傷を起こしやすい部位を、ごく簡単に説明すると、腰椎のすぐ脇を縦にはしる脊柱起立筋、肋骨に沿って腸骨稜(パンツのゴムがひっかかるところ)に着く外腹斜筋、内腹斜筋、腸骨稜付近の上殿神経部、広背筋の腰部付着部などがあります。

腰椎の前面の臓器について
 腰椎と仙骨に腸骨を加えると腹部全面には、臓器を抱え込む様に骨盤がお碗の様に形成されます。この中には子宮や膀胱、大腸などが納まっています。内臓の反射としての腰痛が起こるのはそうした臓器に脊髄からの神経が腰部から出ているためです。また、月経痛などで子宮内膜症を子宮後面にかかえているひとは、排便痛とともに仙骨(尾てい骨)にも痛みを感じる人もいます。
 腰痛に伴って腹部の痛みを訴える人も少なくありませんが、こうした症状はまず腰痛の原因が腰椎または腰部の筋肉の捻挫による問題である場合にはよくあるケースとして、腰痛が改善されると腹部の痛みも消失します。
腰痛の一般的な原因について
 筋・筋膜の
炎症や捻挫
俗に言うぎっくり腰、打撲など。
脊椎性疾患
変形性腰痛症、腰椎椎間板ヘルニア、脊椎分離症、腰椎すべり症など。
反射性疼痛
 内臓器疾患の反射で腎結石、十二指腸潰瘍、各種腫瘍など。
その他
 慢性腰痛症では冷えや天候の変化、妊娠中の腰痛は脊椎の アンバランス、 膝や股関節疾患による腰椎への負担、 生理痛から来る腰痛など。


 このような原因で痛みが出現いたしますが、上記に記載したものは代表的なもので、全てではありません。このなかでも、われわれの治療が効果的に働くものがあります。治療の目的は痛みをとる事が目的にみえますが原因によってその最大の目的はもっとほかの事になってくることが理解していただけると思います。つまり腰痛治療は痛みをとることが治療の最終目標ではなく、その原因についてどれだけ治療効果が行き届いたかが大切です。みなさんの大切なお身体です。たかが腰痛、されど腰痛。治療家としては痛みの奥にひそんでいる原因を、冷静にみることが必要になってきます。
  そこで、こんた治療院ではもっと細分化して腰痛の原因をつきとめ様と今回の試みを始めました。つづきは、こちらです。↓
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