更年期総合症
 更年期障害を考える2   こんた治療院
 

 

 今回のお話は、<更年期障害を考える>の第2弾です。私は更年期障害を考えるというテーマに少々違和感を感じていました。というのはこの更年期障害という言葉は、あまりにも広い意味がありすぎて把握しづらいテーマだからです。女性ホルモンの減少にともなって身体の変調が起きる事は、世界中の女性が誰もが経験したり、感じているもので、その不快感を取り除く目的で今日の医療が様々な形で研究され実践されてきています。
  しかし2002年7月10日の日本の新聞各紙の報道でも御存知のとおり、アメリカではHRT(ホルモン補充療法)の試験を一部中止すると発表。この中止の原因は乳癌の増加率が、この更年期障害に使われる薬によって、リスクが大きいと判断されたからです。しかし日本側ではどう考えているか?同じHRTを実行している日本では種々の条件により、アメリカ人とは比較しにくいと、イギリスやニュージーランドでは閉経後の女性にやらせるのは行き過ぎであると指摘して、HRT治療の続行を事実上認め、アメリカの臨床試験に意義を称えている。さてあなたは、どっちを真実と受けいれるか?
 そしてもう一つ、あなたは何を持って更年障害と診断されたかをもう一度考えてみるのも良い機会ではないでしょうか?
 

 更年期障害の診断まではどうなっているのでしょうか?

 

 自分で更年期障害と思っている方もかなり多いと思いますが、ここは一つ病院にいって医師の診察を受けて本当に更年期障害なのか、単なる疲労なのか、それとも別の病気なのかを診てもらう事が必要です。お薬を飲む飲まないは、自分がどの問題に直面しているのか、事実を知った上で医師と相談する事が大事です。私が特に心配するのは、主にメンタル(精神)面において必要以上の心配は、かえってこの様な更年期には不定愁訴を助長させたり、新たな愁訴を発生させる要因になる恐れがあるからです。医師の診断により少しでもこの様な不安を取り除く事は、病程のながびく可能性のある問題には特に精神的において必要になってきます。ではどんなものを更年期障害と医師は診断するのでしょうか?
 

 
 

 更年期障害の診断は非常に難しいといえるようです。現状では他の疾患が見当たらない事、慢性疾患の合併として認められないもの、というように更年期障害の基礎的検査所見と他の疾患の因果関係を考察してゆく作業が必要であるといえます。しかしこの時期の女性はそう単純に判断できにくい事が多く、経過を診てゆかなければならない事も多いと思います。上の図のように内科から受診する人と、婦人科から受診する人の両方があると思います。いずれもまずは問診からその愁訴の根拠となる原因を、各種の検査方法により絞ってゆきます。<更年期障害を考える>の不定愁訴の表でも御理解いただけるように、その訴えは運動器系の問題や血管系の問題、泌尿器系の問題などと様々です。こうして考えてゆくと、女性の悩みの深さも並大抵のものではないという事を、私自身も感じてしまいます。しかし最近では男性の更年期障害の問題もあるそうですが、私は臨床的にはたずさわった事がありませんので、ここはもちろん女性中心のお話で進めてゆきます。
 

 

  内科・婦人科以外でのフォローアップ

 

 さてここで問題になるのは、症状に対する治療です。精神症状が特に強い場合はケースによって、婦人科の治療に加えて、心療内科や精神科の先生の治療も加わる事になります。また運動器の痛みであるならば、整形外科の先生の治療も加わってきます。頻尿などは泌尿器科の先生の治療も加わります。
 

 

  更年期症状はすぐ治るのでしょうか!?

 

 更年期症状は、治療すればすぐに治るのか?皆さんはこう思っているに違いありません。
  現実に今悩んでいる方は、お薬を飲んでも次から次へと様々な不定愁訴が飛び出して来ている人は、きっと頭の中で自分がどうなっているのか?と不安で仕方のない毎日を送っている女性も多いはずです。そんな人の答えは現在色々な事を試したが、すぐには治らないと答えが帰って来ます。ネットの情報も宣伝や商法ばかりで、「私はこれで治りました。」ばりのものばかりで、試してみるが自分が思っている効果は全く無しという結果だそうです。これではメンタル面でのショックもひどくなるばかりです。さんざん「治る!」といっておいて効果が無いという現実は、堪え難きを堪えた女性にはひどい仕打ちです。そんな女性からはすぐには治らないんではないのか?でも治ってほしいという気持ちを込めた返事が帰ってくると思います。
 また、克服された先輩達は、自分の辛い体験からも理解するように、長く続いたというお話を聞く事が多いです。しかし実際にはいつから始まって、いつ楽になったのかは、はっきりしないという感じの声も多いです。 中には忙しくて辛いんだけど、病院へ行く間が無いし、ほっといたら楽になって来たという人もいました。しかし長い時間をついやした様です。
 

 
  あなたはどうやって克服しますか?
 

 更年期障害の克服の談話などは、きっと現在お悩みの人からすれば武勇伝的に聞こえるかもしれません。私はどうすればいいの?という答えには、何一つ適切な細かいアドバイスはないのですから。それもそのはず、人によって愁訴が違う為にこうしたら良いと言う方法も違ってくるはずです。しかしこういう考え方はどうでしょうか?薬物に頼らないで、できうるかぎり自然に治癒する方法をとってゆくか、西洋薬を選択するか、症状に応じてその両方を選択してゆくかです。この選択をするとしたら、あなたはどうしますか?なかなか難しい事だと思います。簡単には決める事ができないと思います。

 
 

  克服する勇気をどうもらうか?を考えてからでも遅くない。

 
 更年期障害には治癒したと自覚できるまでに、時間のかかる事が多い様です。しかしその間に精神的疲労が山のように重くのしかかってくる事は、来院した皆さんからよくお話がある内容です。そうした1つの提案として、みなさまのサポーターとしてこんた治療院は協力いたします。私たちの医術はそうした女性達のための医術でもあるのですから。
 
 
 
パートナーからの理解

 妻は元気で何でもやってくれる。そう思っている男性が多いと思います。そして以外と更年期障害については男性は何も知らないという人が多いのです。ここは自分とパートナー2人三脚で生活を送るわけですから、是非とも相手にも自分の今の体調をテキストを使って、女性はこのように不定愁訴が更年期には出易いということを理解してもらいましょう。するとお互いに気づかいあって生活がおくれる様になり、すれちがいによりお互いを誹謗中傷することがなくなります。更年期障害という言葉は知っていても、詳しい事は知らないものと考えましょう。私も勉強する機会がなければ、そのような状態であったと思います。
 

家族からの理解

 おばあちゃんは元気に孫のめんどうを見てくれる。そう思って娘さんやお嫁さん達に、孫の子守りをお願いされます。こんな楽しい事はないと思いますが、体調の悪い時には逆に辛い事しきりです。体調の悪い時には、イライラもつのります。自分の状況を見て、積極的に他の家族との交流をしてゆきましょう。ここでもお互いの遠慮やすれちがいのないように、時を見て自分の体調を話しておくことも必要になって来ます。
 

他人からの理解

 外から見て特に外的変化のない症状には、社会的に同等とみなされ易く、その事が更年期の自分に辛い事として返ってくる様です。他人には自分がどのように辛いかなどは全く解りません。その為に仕事上ではトラブルになったりもするようです。無理をして仕事を続けるより休暇を貰うなどして自己管理をしてみましょう。自分にご褒美をあげるつもりで休暇がとれるといいですね。
 

 
  更年期をこれからも考えてゆきます!

 

 更年期障害と言う疾患については、今後もこんた治療院は多方面からの追究が必要だと考えています。つまり更年期障害による多くの症状を細かくピックアップしながら丁寧に治療にいかしてゆく事をしてゆくつもりでおります。

 
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