今回の<原因究明編2>は、「顔面神経麻痺をきたす疾患」と題して原因の立場から、顔面神経麻痺を考えて行きたいと思います。顔面神経麻痺を考える4の原因究明編とは違った形でのお話を書いて行きたいと思います。
私の仕事は、麻痺の治療として鍼治療やマッサージをする事ですが、病気をどれだけ理解するかという事においては他の誰よりも意欲的です。病気になった人の本当の苦しみは、その当人だけしか解りませんが、医療に携わる者は、せめてその病気が何なのかを知ってこそ、そうして苦しむ人たちと共に治療という道を歩んで行く資格を得られる者と思っております。
故に、この顔面神経麻痺という問題に、どのような深い意味があるのかを考えて行きます。