腰痛
 腰痛を考える2
 腰痛とつきあう   こんた治療院
   腰痛は誰しもが経験する痛みです。その痛みを抱えながら、どう過ごして行くのかを解説してみます。もちろん治療をお勧めしますが、慢性腰痛は毎日の生活も大事なケアプランの1つなのです。  

 

 腰痛を考えるをUPしてから、皆さんからメールをいただく内容をくり返し読み返す事があります。その悲痛な内容を読み返す度に、私の心の琴線にふれるものがあります。私は自分の術式をいっさいネットで紹介していない理由の一つとして、治療成果というものはその治療を受けた患者さんの努力が身をむすぶもので、全て治療家の指示や治療行為によって達成できるものではないと思っているからです。その琴線とは、メンタル、精神的苦痛にまで及ぶ内容がどのメールにも見られる事です。私は疾患の数だけ、心の痛みがあるし、この世に全く同じ苦痛はないと思っています。そんな苦痛を無視できないのは私の性格で、つい返信メールが長くなってしまいます。でもメールをくれた全ての人、この文章を読んでいる方全ての人は、少なくても苦痛と同時に治ろうとする、この状況から脱出するんだ!という大きな力も同時に感じます。
  何かをしようとする時には、必ず大きなエネルギーが必要になります。そのエネルギーの大きさも人によって違います。私はそのエネルギーがほんの少しでもあるならば、充分に治療を介してお手伝いができるものと思っています。そしてそのエネルギー(気持ち)に高い評価をしなければ、私の治療が生きてこないと思っております。
 さて今回の腰痛を考える2は、慢性腰痛とのつきあい方を考えてみたいと思います。
 

腰痛と上手につきあう
 

 私は慢性腰痛でお悩みの人にお話をするときには、上手に付き合う方法を一緒に考えましょうと話しています。それは私も同じ様な体験、同じ様な事を考えたからです。
 腰痛になると、気持ちはまず先に情けなくなり、何日かその状況が続きます。状況が思わしくないと、通院や治療したほうがいいのかなと思うと、不安やイライラが入って来ます。「あーっ何で治らないんだろう?」と少しやけになって来ます。すると元気な時の自分を忘れるころ、今度は憂鬱になってしまい、眠れない元気が出ないなど完全に精神的にショックを受けて来ます。
  整形外科へ行ってみようと思い、通院するけど思うように改善してこない。こんな時、治療家が無責任に「腰痛は我が治療院ですぐ治りますよ!」と言葉を患者に投げかけると、「そうか!すぐ治るんだな!」 と思い込み、治療を受けてみる。しかし、一筋縄ではいかないものだったりすると自分の方であきらめてしまう。こんな事をくり返すうちに、さらに精神的問題は深い所まで達しています。すると、もう何をやっても効かない、自分はもう治らないし、腰痛なんて治らないじゃないか!と怒りと落胆を感じてしまいます。
 様々な意見をまとめると、この様な事が多くの場合にみられると思います。ではどの様につきあうのか?私の考える所ではこんな感じです。

 
 では具体的にどの様につきあうのか?  

 

 1)自分の腰の痛みの原因を追究する

 慢性や急性に限らず、心当たりの原因がはっきりしない腰痛は、必ず医師の診断を受けてきちんと痛みの原因を追究しましょう。

 
 2)医師や有資格者の指示を仰ぐ

 しっかりとした指導的立場の先生に、自分の腰痛のきめ細かいケアを教わる。

 
 
 3)ストレスの除去

 ストレス解消を意識する事は、イライラや憂鬱にならない為の第一歩です。

 
   4)合併症(がっぺいしょう)を防ぐ

他の問題への波及

 

 

 5) 生活の仕方を自分で工夫してみる

 喫煙や飲酒などの問題解決や、仕事や家事の負担を解決してゆきましょう。ここではやめるというより、どうやったら負担にならないかということを考える事が大切です。

 
  1)自分の腰の痛みの原因を追究する  
 

 原因が自分ではっきりしないケースはまず、腰椎にまつわる問題をかかえていることが多いです。つまり腰椎の椎間板ヘルニア、狭窄症、すべり症などです。またウィルスによって感染したものもあります。そして腫瘍の問題でも痛みが出現いたします。これらの原因については、医師の行う種々の検査において確定診断をされたものです。医師以外の人による判断で、勝手に決めつける様な行為はまず鵜呑みにすると、後で問題がでてくる事が多いと思われます。少なくとも治療が後手にまわることが多いと感じます。きちんとした医師の診断を受ける事が大切です。

 
  2)医師や有資格者の指示を仰ぐ  
 
 治療やケアプランがはっきりしたら、担当する医療関係者(医師や理学療法士など)や有資格者(按摩マッサージ指圧師、鍼師、灸師、柔道整復師)の指導を仰ぎ、理解のできる治療を受けるべきです。腰痛といっても原因は人それぞれです、関係者以外の人の噂は時に「天使からの朗報」の様に聞こえ、そんなに良くなるのか!とまで気持ちが変わり、飛びつきたくなるようですが、高額な代償を支払う問題に発展しているケースを聞きます。自分が今後どのように治療を受けて、どのようなスタッフのもとで腰痛を管理してゆくかじっくりと考える事が大切です。
 
  3)メンタル面でのストレス解消を意識する  
 

 痛みが長期にわたると、ストレスは増大してきます。是非ともそのような気持ちを、ほんの少しでも解消できる方法を実践してみてはいかがでしょうか?皆様の中で、「私はこんな事を実践している!」という方は、メールなどで御紹介下さいませ。私自身は、『ストレスを考える』にてこのようにストレスを考えてます。御参照下さいませ。

 
  4)合併症(がっぺいしょう)を防ぐ  
 

 腰痛も長期的になると腰の痛みだけでなく、腰部の筋肉や下肢の筋肉の萎縮や血行障害などが問題になってきます。痛みがなかなか取れない、良くならないといって、治療を放棄してしまいますと、腰の痛みの為に合併症として他の問題が当然のごとく出現して来ます。そして更に事態は複雑なものへと発展してきます。長期的な腰痛の場合は、この様な問題が生じてくる事を認識していただく事も予防につながります。

 
  5)生活の仕方を自分で工夫してみる  

 

 生活において、これは身体に良いとか悪いとかを考えると、私はいつも決まってまたこの問題かと思ってしまいます。テレビなどではこの食品が良いとか、この体操が良いとか様々な紹介が、毎日なされています。さて皆さんは今日までその様な情報を自分で身につけ、実践へと結び付けているでしょうか?恥ずかしながら私はその点において、右耳から左耳へと通過してしまいます。たぶん自分で1週間とか続けてしてみないからだと思いますが…。
 私の仕事の姿勢は、必ずしも健康的な姿勢か?といわれると、これがまた腰痛には良くない姿勢です。しかし仕事をする上で、特に指圧をしたり按摩をしたりする姿勢は仕事の上で非常に大事なフォームなのです。このフォームを崩すとお仕事ができなくなります。きっと皆さんのお仕事の中には、私より腰に負担がかかるお仕事を持っていて、その姿勢が保持できないと全く仕事にならない方が大勢いる事と思います。
 そんな時はやはり、自分なりの生活の工夫がどんなアドバイスよりも役に立ちます。その中で喫煙や飲酒の問題も自分で解いてゆくと、人から言われるよりずっと決心が硬いものになってゆくはずです。そして生活用具など少しずつ考えてゆくのが良いと思います。

 
 腰痛と戦うためのパートナーを、自分にとって良い先生を捜し出そう!
 

 

 自分にとってよい先生をみつける。これは決してベテランの先生という事ではありません。自分の事をよく知ってくれて、ゆっくりと話し合える先生を見つける事です。見た目に若いと感じる先生でも、一生懸命治療してくれる先生は、皆さんの周りに必ずいるはずです。私もそんな先生なら自分の身体を預けたいと思います。そしてそんな先生こそ、みなさんの苦痛を解決してくれるはずです。自分にとって良い先生をみつける事は、腰痛の苦悩からの脱出の第1歩であると私は思っています。ならば自分の納得できる先生を捜してみましょう。そして一度は治療をあきらめた方も、もう一度自分の為にぼちぼちと治療する方向へ足を向けてみましょう。治療が初めてという人は、治療初心者ですと告げて、納得のゆく治療を受けて下さい。是非皆さんの腰痛が1日も早く改善できるように願っております。

 
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