今回のお話は、美容と健康です。実は私は、美容の為の治療、特にダイエットに耳ツボなどはしない主義なので、私の事を知っている方はきっと『えっ!?』と思うかもしれません。しかしこの特集をする事になったきっかけは、来院する人の声の中にピンと感じるものがあったからなのです。ではダイエットなどの話をするのかといえば、そうではありません。美容と健康の話です。
美肌と健康はイコール
 皮膚と疾患との関係は言うまでもなく、皆さん御存知のとおり、病気になるとその反応として体表に症状がでてきます。病気と書きましたが、広い意味で身体の変化としてとらえるならば、成長とも関係があります。※1ニキビの様なものもそうです。いわば身体の中がいまどのような状況にあるのかを、皮膚は表現しているという言い方もできます。
  また、生活環境からも身体に受ける影響力を柔らげる防御能力として皮膚は大活躍します。呼吸する機能や体温を調整する機能を持っています。汗を嫌う人がいますが、人間の生理的機能による生理的現象でしたらこれは嫌う事でも、恥ずかしい事でも何でもありません。汗をかく事で毛穴を清潔にしてくれますし、体温調節をしてくれます。
 このような皮膚は身体の健康状態や心理状態によって、潤いや艶をそして色で表現して来ます。美肌になるためには、健康(肉体的、精神的、社会的)である事が重要な条件である事もお解りいただけたと思います。
※1ニキビの話
 顔の周りには常在菌の一つにアクネ桿菌(かんきん)という細菌がいます。これがニキビ菌の事ですが、特に成長期には皮脂腺の分泌が多く、その皮脂腺が毛根につまり化膿を起こしたのが、赤い色をしたニキビです。
 20才を過ぎると吹き出物といいますが、実際には同じアクネ桿菌の仕業だと思います。私はニキビの専門家ではありませんので、ニキビの話はここまでですが、そのニキビのできる条件として、皮膚表面の角質層の厚さと、ホルモンバランスとストレスが関与しているという事です。つまり着目してほしい部分は、その条件です。この条件からの排除は私たちの治療が非常に役に立つ事を指摘しておきましょう。しかし顔のマッサージではありません。
ニキビの話 おまけ編
 おまけ編です。10年以上昔、私はある知人からニキビの相談を受けました。その時にニキビを退治するのに顔のマッサージをしたら治るのではないか?と言われました。私はアクネ菌って細菌だから、化膿巣をつぶすとかえってニキビが広がると思うんだけど。だから不用意に触らない、つぶさないという事はテレビでも宣伝しているよ、皮膚科に相談してみたら?といって話を終えました。しかしその人は皮膚科に行かずにエステに行って、美顔マッサージなるものをして数日後更にニキビがひどくなってしまいました。その後、皮膚科にかけ込んで、懇々と先生にニキビの治療の仕方を教わったそうです。私の言ったとうり、エステでアクネ菌を顔中広げられたために、ニキビがひどくなったとのことでした。聞く耳持たずに相談するなら…ですね。
 治療の結果が
美容への追究になるならば
 私たちの、この治療の結果は、美肌や、笑顔、姿勢の維持に役立つ事は、皆さんの声によって認識してきました。つまり治療を受けた人の感想です。私たちの治療院へは、肩や腰の凝りなどで、不快な症状を取り除く為に来院する人がほとんどです。すると身体を全身調整しますので、便秘や食欲不振、新陳代謝、ホルモンバランスなどストレスと合併して問題になる点が解消します。
 結果的にお肌の艶がよくなり、健康的な体調になることにより、自分がレベルアップしたように感じるのではと思います。しかし、私たちの考えでは健康状態が回復した状態が、標準的自分であると認識してほしいと感じています。身体の内部、内面からの健康表現は、素顔には必要不可欠の基本ベースと考えましょう。
治療の結果であるならば
 美容目的の治療は、いささか私も考えたくないと頑固一徹でしたが、このような事も利点があるという事では、やはり紹介をしておく方が良いのではと思いました。疾病予防は私たちの得意とする分野です。この疾病による変化が体表にあらわれる不健康なお肌や、顔の表情になると考えるならば、この点について治療を進めてゆく事は、私たちの仕事のなすべき事であると思い直しました。治療の窓もこのような観点も意識しながら執筆してゆこうとも、考えています。私の考える美容と皆さんの御考えになる美容との違いなどありましたら、メールなどでお知らせ下さいませ。もっと美容の観点から詳しく特集するかは、皆さんの声次第にしておきましょう。お話の締めくくりとして、美肌には健康が必要です。

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